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地元の人が自家製麺だし、評判も良いからと教えてくれたのがこのお店。
駅から旧市街の方向へ歩いて数分。
すでに二時近かったのだが、10席程度のカウンターと4卓のテーブル席のほぼ半数が埋まっていた。
お勧めは?と訊いて、「一番出ている」と云う味付煮卵中華そばを注文。家内は山菜中華そば。
どうぞと出されたラーメン。やや濁った褐色のスープに大きなロールチャーシューが一枚、メンマとねぎ、そして海苔がかかり、
煮卵は一個が半切りになって入っている。
スープをすすると、まろやかな和風の風味が口の中に広がる。
かつおだしの利いたしょうゆ味。甘くもなく、辛くもなく、咽越しにも抵抗がない。
麺は高山ラーメンに典型的な極細縮れ麺。109の高山ラーメンしか知らなかった私にはちょっとした驚きだった。
自家製麺のせいか、細いのにこしがあり、スープを吸って柔らかくなることもないようだ。
目玉の煮卵は黄身の中心がややとろけめ。味も黄身にまでしっかり染み込んでいる。
当たり前のことだが、家内いわく「あなたの作るものよりずっと美味しい」。
なかなかの味であっという間に食べ終えた。
麺が細いので、ちょっと足りないような気がしたものの、食べてみると、それなりに満腹感も味わうことができた。
食べている最中にも次々に見るからに観光客と思しきお客さんたちが入ってくる。
地元の人も薦めるお店だけのことはあると感じた。
(2005.05.03. by taka)
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